I―ne(アイエヌイー)は東京大学と共同で、マイクロニードル技術(マイクロは100万分の1)を用いた化粧料の製剤化技術を確立した。化粧品成分を生分解性のマイクロメートルオーダーの微細針で肌に送達する仕組みを構築、微細針が溶解または崩壊して化粧品成分を皮膚内部へ届ける。 新たな製剤化技術での製品化や社会実装を検討する。
従来マイクロニードル技術はヒアルロン酸などの美容成分の局所注入が中心だった。 アイエヌイーと東大は微小電気機械システム(MEMS)技術をベースに新たな組成・形状のマイクロニードル製剤の製造プロセスを確立、美容成分以外にも適用範囲を拡大した。 美容成分以外も含めた化粧品の有用成分を選択的に皮膚内部に送達、定着できる。
今回の研究成果を基に多様な成分を効率的に肌へ送達できる商品の開発を目指す。 化粧品に加え美容技術・サービスにも応用する。