日立システムズは、「製造業向けアシスタント　ＡＩ」の提供開始を発表した。マイクロソフト社の「Ａｚｕｒｅ　ＡＩ　Ｆｏｕｎｄｒｙ　Ａｇｅｎｔ　Ｓｅｒｖｉｃｅ」を活用し、日立システムズの生成ＡＩ（人工知能）ユースケースを実装したもの。 ユーザーが所有するデータと生成ＡＩを組み合わせ、設計図の品質チェックや過去のヒヤリハットの把握など製造業固有の業務を効率化する。

　日立システムズは、顧客との実証実験やアンケートを通じて、エキスパート不足による生成ＡＩの導入の障壁や情報流失が不安視さていると把握した。 そこで、「製造業向けアシスタント　ＡＩ」では、ＩＴスキルの習熟度にかかわらず操作を可能する設計にした。 ユーザーのクラウドデータや社内システムとの連携が容易で、マイクロソフトのセキュリティサービスを活用により不正アクセスリスクを低減する。