【刈谷】碧海信用金庫は１日、印刷事業などを手掛けるマルワ（本社名古屋市）に対し、二酸化炭素の排出削減目標の達成度合いに応じて、優遇金利を適用する「へきしんサステナビリティ・リンク・ローン」（へきしんＳＬＬ）を実行したと発表した。へきしんＳＬＬの契約第１号案件となる。 融資額は非公表。 期間は５年。

　へきしんＳＬＬは、顧客企業がサステナビリティー・パフォーマンス・ターゲット（ＳＰＴｓ）として設定した二酸化炭素排出量の削減に関する目標達成時に金利の引き下げを行う融資商品。 顧客企業の脱炭素経営の取り組みを支援し、持続可能な地域社会の実現を目指す狙いがある。

　マルワは印刷工程や資材調達などで環境に配慮した取り組みを進めている。 二酸化炭素の排出量は２０２４年８月末を基準日とし、30年８月末に約３割の削減を目指している。