サワイ系、後発薬を年25億錠増産 福井2工場に195億円

日刊工業新聞Newsウェーブ21 2025/09/03 鉄・非鉄・エネルギー・化学 17頁 396字】

トラストファーマテック(福井県あわら市、蓮尾俊也社長)は、あわら市の2工場に計195億円を投資して年産能力を25億錠増強する。ジェネリック医薬品(後発薬)への需要増に対応する。 現在の年産能力は30億錠で、今回の増強で2倍近い55億錠の規模になる。

清間第2工場は生産設備が未実装のスペースに46億円を投じて製剤設備を導入、年産能力10億錠を追加する。 9月に着工、2027年3月に完成予定。 27年度末には商業生産を始める。

清間第3工場は既存の建屋に149億円を投資して年産能力15億錠の工場とする。 26年3月に着工して27年10月に完成、29年7月に初出荷の予定。

同社はサワイグループホールディングス(HD)の子会社。 サワイグループでは中核会社の沢井製薬(大阪市淀川区)が第2九州工場(福岡県飯塚市)で新工場棟を建設するなど生産増強しており、グループ全体で27年に年産能力245億錠の規模になる。


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