日新はこのほど、「神戸西危険物倉庫(仮称)」(神戸市西区)の建設に着手したと発表した。関西地区における新たなケミカル物流拠点と位置づけ、冷蔵冷凍帯での温度管理が必要な半導体向けの材料や高圧ガスなど多様な危険物を取り扱うことができるストックポイントとして機能させる。
同社は神戸テクノ・ロジスティックパーク(神戸市西区)内に用地(3万1271平方メートル)を昨年3月末に取得しており、同地に常温危険物倉庫4棟および冷凍・冷蔵危険物倉庫1棟、高圧ガス倉庫1棟、普通倉庫1棟を建設する。 倉庫の総延べ床面積は8176平方メートルとなる。 開業は2026年10月の予定。
倉庫は最新の消防法基準に適合する設計となる。 冷蔵冷凍設備のほか、移動式ラックや危険物屋外貯蔵所を設ける。 危険物物流に必要なサービスをワンストップで提供するため今後、輸送網も整備していく。
立地は神戸港から約1時間圏内で、横浜港や海外港から荷揚げされた危険物の保管も想定している。