asm OSRAM(オーストリア)は、新たに高出力・高寿命のUV−CLED(深紫外LED=発光ダイオード)を開発したと発表した。殺菌などに用いる波長265ナノメートルで、出力200ミリワットでの標準電力変換効率(WPE)10・2%と、既存品と比べ2倍近く向上。 寿命も一般的なLEDと同等の2万時間以上を確かめた。 2026年後半からの提供開始を予定し、低圧・中圧水銀灯の代替として普及を目指す。
足元では水俣条約により水銀灯からの代替が進行。 一方で光殺菌は病院やオフィス、台所、浴室など幅広い領域で利用が拡大している。 新技術でUV−CLEDの出力や寿命の課題を解決し、医療領域を軸に製品拡大につなげていく。