田中手帳(大阪市住之江区、田中尚寛社長)は、環境に配慮した紙製品シリーズ「記す手帳 botanical」の2026年版を10月1日に発売する。ナチュラル素材表紙や「FSC認証」紙に加えて新たに都インキ(大阪市鶴見区)の「サステナブルインク」を採用した。 使用するインクにも環境への配慮を広げ、よりサステナブルな製品とした。 希望小売価格は1320円(消費税込み)。
2026年版「記す手帳 botanical」は「普段使いが変われば、未来が変わる」という発想から生まれたサステナブル手帳。
表紙に牧草や麻、芝、サトウキビなど植物素材を使用し手触りや香りで自然を感じてもらえる仕様になっている。 本文用紙は「FSC認証」紙を採用。 従来品から94・3%のプラスチックを排除した設計にした。
従来は、石油系原料の一部を植物油に置き換えたベジタブルインキを利用していた。 2026年版では、環境に配慮されたサステナブルインクに切り替えた。 これにより、印刷インクとして石油系原料を約20%削減した。
サステナブルインクは再生可能な生物由来のバイオマス原料が主原料で、石油系原料を使用していないノン揮発性有機化合物(VOC)タイプのインク。 記す手帳 botanicalは、個人だけでなく、企業のSDGs推進やブランディングを支援する企業向けノベルティ・記念品としても注目されているという。 周年記念・社員配布用・展示会や採用活動でのギフトなどの導入事例が出ている。