JR貨物、7月コンテナ輸送量6%増

化学工業日報 2025/09/01 9頁 453字】

 日本貨物鉄道(JR貨物)が発表した7月のコンテナ輸送量は前年同月比6・0%増の169万7000トンと、5カ月連続で前年を上回った。化学工業品および化学薬品は前年を下回ったが、食料工業品や自動車部品が上回った。 なかでもエコ関連物資は、中央新幹線建設工事にともない発生した土の運搬で前年を大きく上回った。

 品目別でみると、増加したのは農産品・青果物(9・3%増)、食料工業品(5・3%増)、他工業品(5・0%増)、自動車部品(16・0%増)、積み合わせ貨物(2・3%増)、エコ関連物資(143・1%増)、その他(4・0%増)。 一方、減少したのは化学工業品(2・6%減)、化学薬品(1・3%減)、紙・パルプ(4・9%減)、家電・情報機器(6・5%減)。

 食料工業品は清涼飲料水で、一部の顧客が鉄道輸送にシフトする動きや新規案件があり増加。 また、車扱いは1・3%減の67万3000トンで、石油は猛暑による外出控えの影響でガソリンおよび軽油を中心に前年を下回った。

 コンテナ・車扱いの合計は3・8%増の237万トンだった。


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