【宮古島】宮古島商工会議所(根路銘康文会頭)とタイミー(東京都、小川嶺代表)、株式会社島の人事部(宮古島市、千田泰平代表)の3者は29日、市内事業者の人材不足解消に向け、包括的連携協定を結んだ。県内商工会議所としては初の取り組み。
タイミーは、いわゆる隙間時間を利用して働きたい求職者と短時間雇用を求める事業者をつなぐマッチングサービス「スキマバイト」を提供している。 協定によってタイミーが同サービスを提供。 会議所は市内事業者への周知と案内を担当する。 「島の人事部」は相談窓口として事業者の相談に応じ、タイミーの活用事例やSNSを使った採用方法などを紹介する。
締結式で会議所の根路銘会頭は「観光需要が高まる中、製造、飲食、観光関連事業などで人材不足が課題だ。 打開策としての連携協定となる。 他の地域にはない、総合的人材サービスの提供につながると確信している」と期待した。
タイミー沖縄営業所の大城祐二所長は「事業者の人手不足解消、働き手にはスポットワーク紹介で多様な働き方の推進を目指す」と意欲を見せた。 「島の人事部」の千田代表は「利用に不安を持つ事業者もいると思うが、個別相談に応じて情報を発信していく」と話した。 協定に基づくサービスの利用は30日から開始した。
(佐久田吉記)