【上中越】長岡地域振興局農林振興部は、新潟県立長岡農業高校で農業講演会を開いた。1年生160人が対象。 魅力ある地域農業の活動を紹介し、将来の職業として考えてもらうきっかけにと企画し、毎年行っている。
振興局は地域の農業や関連産業の状況、農業への進路を紹介。 農業関係者2人が、将来の地域農業の担い手として期待される農高生に、仕事や農業の魅力を語った。
小千谷市での地域おこし協力隊を経て、農園体験型カフェを運営する橋本実樹さんは「もっと農業へ関心を持ってもらいたいと思った」と振り返る。 子どものときから農業を「楽しそう、おいしそう」と感じ、東京出身だったので雪国を選んだという。 今後はイベントや料理教室の開催、商品開発を展望する。
長岡市で、第三者継承により(株)かわかみ農園代表となった平澤大輔さんは、農業を始めたきっかけや仕事内容を説明した。 水稲やイチゴを中心に経営し、イチゴを使ったメニューでキッチンカーも始めた。 「次世代に選ばれる会社にしたい。 魅力的な農業を目指す」と力強く語った。
生徒らは農家以外の出身が多い。 初めて聞く話も多かったようで、メモを取りながら熱心に聞いていた。