事務用品販売の表屋 セミオーダーでシステム開発 生産・販売管理など低予算で対応

中部経済新聞 2025/09/02 三河・静岡 6頁 698字】

 事務用品の販売などを手掛ける表屋(本社刈谷市八軒町1の70の1、加藤俊二社長、電話0566・23・7733)は、システム開発のセミオーダーサービスを開始する。フルオーダーに比べて低い予算で対応できるようにする。 生産管理や販売管理システムなどが対象で、10月からのサービス開始を予定している。 システム開発を含む「デジタルソリューション事業」の売上高を、2026年9月期に今期比2割増を目指す。 (刈谷・山田悠)

 システム開発のセミオーダーサービスは、同社でひな型をつくり、提案する。 「ローコード」と呼ぶ開発手法を採用。 フルオーダーに比べて、コストの削減や開発期間短縮のメリットがある。 価格は個別に相談する。

 デジタル化に役立つ商材を体感できるセミナーも充実する。 来期は8回と、今期より1・5倍に増やす予定。 企業の業務効率化などに貢献する考えだ。

 同社は長年、在籍するシステムエンジニアが、中小製造業の現場の課題を解決するシステムの開発やサポートを手掛けている。

 特に製造業の生産管理に特化した開発で多くの実績を持つ。 保守にも力を入れており、機能の追加や変更なども随時対応する。 近年、関心が高まるサイバーセキュリティー対策にも注力している。

 加藤大典(だいてん)副社長は「当社の営業エリアは主に片道1時間以内。 パソコンやシステムの管理などで困った時でも、すぐに対応できるのが強み。 地元のお客さまのデジタル化のお役に立ちたい」と話している。

 創業は1809年。 オフィスに必要な文具や機器、家具などを販売。 人材の獲得や定着に向け、オフィスや食堂、休憩室などを快適な空間にリニューアルするデザイン提案にも力を入れている。


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