ロート製薬と業務提携/OPバイオ 藻類活用、素材共同開発

琉球新報 2025/09/02 朝刊 5頁 444字】

 海洋微細藻類を活用した医薬品や化粧品素材開発のオーピーバイオファクトリー(OPバイオ、うるま市、金本昭彦社長)は1日、ロート製薬(大阪市)と資本業務提携契約を締結したと発表した。

 世界市場を見据え、化粧品や医療品原料、機能性食品などで新規素材の共同開発や応用展開を進める。

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 OPバイオの持つ生物資源の探索や培養の技術に、ロートの製薬・ヘルスケア分野での研究開発力やマーケティング力を融合させる。

 OPバイオは、微細藻類のパブロバの実用化に実績がある。 パブロバエキスは育毛効果が期待できるとされる。 これ以外の効能を生かした実用化や他の藻類を使った新たな領域への活用も探る。

 ロートの子会社ロート・F・沖縄が久米島町で運営する藻類農園FARMOとも連携する。

 微細藻類を活用した新素材・新製品開発を久米島から世界に展開し、海洋資源の持続的活用モデルの実証を進める。

 OPバイオの金本社長は「ロート製薬と連携することで、県産の微細藻類を活用した製品化を加速させ、社会実装を推進する」と語った。


(嘉手苅友也)

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